近年、企業において注目を集めている「生産性」。従業員に対して、生産性を上げるよう業務指示を出している企業も多いのではないでしょうか?そもそも生産性を上げるとはどういったことなのか、また生産性を上げる必要がある理由について解説をしていきます。

生産性を上げるとは?

生産性を上げるとは、とどのつまりどういったことを指すのでしょうか?そもそも生産性とは、与えられたリソースに対して、どれだけの成果物があったのかといった効率度のことを指します。

生産性は次の計算式で求めることができます。

生産性=与えられたリソース÷成果

リソースは、社員の数や人件費、労働時間が含まれます。成果には、売上や利益、生産された数量などがあります。

この計算式では、リソースに対して成果物を増やすか、成果物に対してリソースを減らせれば、生産性アップにつながると考えられます。

生産性を上げる必要がある理由とは?

多くの企業では、生産性を上げるという課題をもっていますが、なぜこれほどまで生産性アップに固執するのでしょうか?その理由について見ていきましょう。

まず一つ、日本全体における労働生産性は、主要7カ国の中で最下位となっています。まだまだ無駄な業務が多く、この課題は企業だけではなく国家レベルで解決すべきものとしても捉えられています。

もう一つの理由が、日本の将来における人口減といった課題に対処する必要があるためです。日本の人口は減少の一途を辿っており、つまりは労働人口の減少ともいえます。

企業は少ない労働力のなかで、いかにして厳しい競争を生き抜けるかが大きな課題となっています。

まとめ

ここまで、生産性に焦点を当て、解説をしてきました。多くの企業では、生産性を高めるよう日々努力していますが、生産性を上げる必要のある理由を見ていくと、企業だけでなく国家レベルの課題として取り上げられるほど深刻な労働不足の実情が見えてきます。将来のためにも、各企業では無駄を省き生産性向上に日々尽力する必要があるといえます。